激変する事業環境において、経営理念を実現には、取るべきリスクを的確に見極め、取ってはならないリスクを回避し、価値創造ストーリーを実現する経営体力を強化することが不可欠です。
変化に対応するには、全社的リスクマネジメント・ERMのフレームワークを自社の特徴やそれぞれの強味に合わせて活用し、経済価値および社会価値を長期的に創造し、持続的成長を実現する仕組みを日々改善していく必要があります。
現時点での課題認識から、今後の進め方を如何にして見極め、実践していくべきか、皆様とともに研鑽を積み重ねてまいりたいと思います。

ERM経営研究所合同会社 代表社員
神林比洋雄
代表社員の略歴
アーサーアンダーセンに入社し、国内外を含む監査業務およびビジネスコンサルティング業務に従事。
朝日監査法人(現あずさ監査法人)代表社員・本部理事、アンダーセンリスクコンサルティング・アジアパシフィック統括パートナー、アンダーセンワールドワイドオーガニゼーション取締役を歴任。
2003年プロティビティLLC創設、CEO就任。攻めと守りを基盤とするERMの高度化による経営戦略実現や、最適なガバナンス、内部統制構築を支援。2017年にシニアマネージングディレクタ就任(現任)。
日本内部統制研究学会(現日本ガバナンス研究学会)元会長。株式会社証券保管振替機構リスク管理委員会委員(現任)。一橋大学財務リーダーシップ・プログラム講師。
ERM経営研究所LLC代表社員(現任)、双日株式会社社外監査役(17~21)、株式会社村田製作所社外取締役(18~24)、株式会社東芝コンプライアンス有識者会議委員(20~21)。
日本取締役協会リスク・ガバナンス委員会委員長(現任)、会計教育研修機構講師(現任)、公認会計士。
当社代表神林比洋雄は、日本監査役協会『月刊監査役』で連載しています。

- 第1回 経営理念と内部統制(2024年7月号)「内部統制とは経営理念そのものであり、経営の基盤である」
- 第2回コーポレートガバナンスと内部統制(2024年8月号)「ガバナンスの実効性を支える基盤が内部統制である」
- 第3回 戦略とリスクと内部統制その1(2024年9月号)「価値を生み出す資産を大きく育てていくことが戦略である」
- 第4回 戦略とリスクと内部統制その2(2024年10月号)「価値を創造する五つの資産から価値創造ストーリーへ」
- 第5回 戦略とリスクと内部統制その3(2024年11月号)「価値を創造する資産に影響を与える事象がリスクである」
- 第6回 内部統制の基本的枠組みと会社法の内部統制システムとは(2024年12月号)
- 「あらゆる組織の内部統制の基盤は『基本的枠組み』にある」
- 第7回 JSOXに係る改訂を中心に(2025年1月号)「JSOXの本質は早期警戒システムである」
- 第8回 JSOX対応から見える内部統制の課題(2025年2月号)「内部統制の品質のかなめは、全社的な統制環境にある」
- 第9回 内部統制のグローバル基準を理解する(2025年4月号)「COSOは、内部統制の責任は経営者にあるとして、決定的な定義と枠組みを提供した。如何に活用するかは各企業次第である」
- 第10回 ERMと内部統制(2025年5月号予定)
- 第11回 不正と内部統制(2025年6月号予定)
- 第12回 取締役会と監査役等と内部統制(2025年7月号予定)